高麗人参の代用になるものってある?

代用になるものはある

高麗人参に似たもので、かつ高麗人参よりも安価なものには、

・アメリカ人参
・シベリア人参
・ごぼう

があります。

高麗人参は、健康食品の中では高価です。
体質を改善することで効果を発揮するので、毎日続けて摂取することが大切です。
ですので、高麗人参の効果を期待する場合は一定の金額が毎月必要となり、負担になる場合もあります。

高麗人参の効果は、有用成分のサポニンの一種、ジンセノサイドの働きが大きく占めています。
ですので、サポニンやジンセノサイドが多く含まれている植物は高麗人参と効果が似ており、変わりとして利用できます。

サポニンを多く含み、高麗人参と似た効果があるものには田七人参も挙げられます。
しかし、田七人参は高麗人参と値段が変わらないので、効果が似ていて安価な代用品としては不向きです。

高麗人参の代用になるもの

アメリカ人参

アメリカ人参は、北アメリカ東部が原産で高麗人参と同じウコギ科の植物です。
ジンセノサイドが含まれているので、高麗人参の代用品として栽培されている場合があります。

ジンセノサイドの中でも中枢神経を抑制し気分を落ち着かせる働きがある「Rb1」が特に多く含まれているので、ストレスの緩和作用に優れています。

また、循環器や呼吸器への負担が少ないのが特徴です。

シベリア人参

シベリア人参は別名をエゾウコギといい、その名の通り北海道(旧:蝦夷)にのみ自生しています。
高麗人参は、多い製品ではジンセノサイドが30種類以上含まれていますが、シベリア人参には「エレウテロサイド」というサポニンが16種類含まれています。

その中でも特に多幸感や鎮痛効果がある「エレウテロサイドE」が多く含まれているので、ストレス緩和やうつの予防、改善に高い効果があります。
そのため、宇宙飛行士やスポーツ選手の精神面のサポートや体調管理に使用されていることが知られています。

ごぼう

ごぼうには、サポニンやミネラルが豊富に含まれています。
また、代用となるものの中でも一番安価な上にスーパーマーケットで販売されているので、購入が簡単なのがメリットです。

ジンセノサイドには毒性はありませんが、ごぼうに含まれているサポニンには毒性があります。
しかし、適量であれば良い効果があります。

ごぼうを高麗人参の代用として摂取する場合は、ごぼう茶が効果的です。
料理にごぼうを使用する場合は皮を剥いて水にさらしてアクを抜きますが、サポニンは皮に多く含まれているのでサポニンの効果が薄くなってしまいます。

その点、ごぼう茶は皮を剥かずに作られているので、サポニンの効果を十分に得ることができます。

≫ごぼうの効果やごぼう茶の作り方はこちらから≪

求める効果によっては高麗人参を摂取しよう

このように、アメリカ人参やシベリア人参、ごぼうは、高麗人参の代用として利用できます。

ただし、高麗人参と全く効果が同じではなく、求める効果によっては高麗人参よりも効果が薄かったり効果がない場合があります。
その場合は、代用品ではなく高麗人参を摂取することをお勧めします。
反対に、高麗人参よりも高い効果がある場合もあるので自分の求める効果をよく調べ、自分に合ったものを選びましょう。

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